急性の全身アレルギー症状「アナフィラキシー」への対応を学ぶ講習会が16日、浦添市立内間小学校(東健策校長)で開かれた。医師や看護師らでつくる沖縄PUSHネットワーク主催で、同校の教職員約40人が参加。浦添総合病院の米盛輝武医師(47)を講師に、緊急時に注射し症状を和らげる補助治療薬「エピペン」の使用方法や救急要請の手順などを学んだ。

胸骨圧迫の方法を訓練する教職員たち=16日、浦添市立内間小

 同校では、幼稚園と合わせて男女3人の子どもに食物アレルギーがあり、職員室にエピペンが常備されている。米盛医師は食物が原因のアナフィラキシーによる死亡率は若年者に多く、致死的な事例では、呼吸や心停止までの時間は薬物で5分、ハチの刺し傷で15分、食物で30分とのデータがあると指摘。児童の体調急変に備え「早い対応がカギ。事前の情報共有や役割分担が重要だ」と訴えた。

 水泳の授業開始を控え、胸骨圧迫や自動体外式除細動器(AED)の訓練もあった。小6女児の心臓突然死の教訓から、さいたま市教育委員会が作成した事故対応テキスト「ASUKAモデル」が紹介され、米盛医師は「呼吸がおかしいときは心臓が止まっている前提で胸骨圧迫を」と呼び掛けた。同校の渡久地志保・養護教諭(32)は「互いに情報や対応を確認し合うことが大事だと思った」と意義を語った。