9日に行われた統一地方選。選挙カーもほとんどみかけず、投票日前、慌てて選挙公報をネットで確認した。政策を見てはたと困った。ほぼ同じ。気になる基地問題に言及したのは2人だけ。さてだれに

▼投票の基準は人によって違う。地域の代表を選ぶ側面が強い地方議員選挙、首長選、国政選挙などその関心度も異なる。ただ、票を投じる判断となる正確な情報はいくらあってもいい

▼県知事選挙があす13日、告示される。翁長雄志前知事の急逝により、異例の超短期決戦となる。立候補を表明している前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)と衆院議員の玉城デニー氏(58)は政策発表を終えたが、有権者への浸透はこれからだろう

▼県政記者クラブが主催した11日の討論会はメディア向けで1時間。限られた時間で、議論は深まらなかった。ただ、どんな口調で、どういう表情で訴えているかを見るだけでも関心は高まる。熱量が伝わり、政策や主張の吟味にもつながるのだ

▼候補者には短期決戦だからこそ、討論会や演説会など有権者に政策を届ける機会を増やしてほしい。最大の争点の辺野古新基地建設を含め基地問題の議論は欠かせない

▼候補者は、沖縄の未来を一緒につくりあげていく人。そのリーダーを選ぶため、有権者も主体的に情報を収集し、公約を見極める責任がある。(赤嶺由紀子)