【名護】ヤギと遊べる「やぎランド」が屋我地島にオープンし、観光客などの間でひそかに話題を呼んでいる。手作り感あふれる施設を開園したのは、済井出区の金城善紀さん(62)。「屋我地島は観光客が通過するだけの島になっている。少しでも活性化できればうれしい」と笑顔で展望を描く。

ヤギと触れ合えるやぎランド=名護市・屋我地島の通称アタイバル

 やぎランドは屋我地大橋を渡り、県道110号を古宇利方面に向けておよそ2キロ進んだ右側にある。

 ヤギは白色のヌビアン種とボア種を掛け合わせた2頭と、白黒模様が特徴のトカラヤギ4頭。施設内には、屋我地の特産品のスイカやパインも売っている。

 ヤギで特に人気なのは、日本に最初にやってきたといわれる在来種のトカラヤギ。20~30キロと小型で、人懐っこい。

 ヤギ小屋を囲む柵の中には「やぐら」があり、6頭は自由に跳び回っている。人が来ると柵のそばに集まって来る姿は愛くるしい。

 静岡県浜松から来たという松橋ゆりさん(29)、今田佳代さん(28)、平野真里奈さん(28)の3人は、古宇利島の帰りに看板を見て駐車場に車を止めた。「かわいい」「牛じゃないの」「パンダみたい」と大はしゃぎ。3人ともヤギを見るのは初めてといい、「最初は怖い感じがしたが、全然かまない。ハイジの世界みたい」と楽しんでいた。

 今田さんは「あの小さい子の名前は何て言うんですか。名前が付いてないなら、私の沖縄の友達に屋宜莉沙さんがいるので『ヤギリサ』にしてください」と、名付け親も買って出た。

 ヤギリサの体長はおよそ50センチ。金城さんは「リサは少し引っ込み思案なので自ら餌をねだらない」とすっかりとりこに。「屋我地島を訪れるときにはここがお薦め。家族で来るともっと楽しいはず」とPRしていた。