【うるま】「全力を挙げて捜査してきたが、誠に残念なことに被疑者の自供により不明女性と認められるご遺体を発見した」

会見で事件の概要を説明する(右から)幸喜一史捜査1課長、渡真利健良刑事部長、伊波一うるま署長=19日午後11時すぎ、うるま署

 行方不明になっていたうるま市の会社員の女性が遺体で発見された最悪の結果に、19日午後10時30分、うるま署で会見した沖縄県警の渡真利健良刑事部長は冒頭、硬い表情で語った。

 全国メディアも含め大勢の報道陣が詰め掛けた会見場。「女性がどのような状況で見つかったのか」との質問に、捜査1課の幸喜一史課長は「雑木林に横たわっていた」と、遺体発見の状況を淡々と説明した。

 ただ、メールや交友関係などを調べた結果、容疑者と女性は交友関係などの接点はなく、犯行動機や詳しい足取りなど具体的な内容については「今後捜査を進める」との言葉を繰り返した。同日の聴取で容疑者は素直に容疑を認める供述をしたといい、幸喜課長は「家族の説得があったのか、きょうは正直に話した」と述べた。

 写真を公開して捜査を進めていたが、遺体で発見されたことに渡真利刑事部長は「極めて残念。捜査を徹底し、全容解明に努めたい」と表情を引き締めた。

■なぜ事件は起きたのか

 容疑者と被害者はどこで接点を持ち、なぜ事件は起きてしまったのか-。

 ウオーキングに向かうはずだった女性の遺体が、遠く離れた雑木林で見つかった事件は、解明されていない点が残されている。

 県警は19日夜の記者会見で、2人の関係性について「携帯履歴、メール、交流などを調べて接点はなかった」と説明した。

 女性はウオーキングが趣味で、自宅周辺が定番のコースだった。スマートフォンの位置情報が最後に確認されたうるま市州崎の埋め立て地は、工場が建ち並び、夜は暗く人通りはほとんどない。交際相手の男性は「あんなところに夜行くはずがない」と話す。

 州崎地区は道幅が広く、直線やカーブの道もあり、暴走行為が繰り返されてきた。ドリフト走行をやめるよう呼び掛ける看板が掲げられている。付近の防犯カメラに車が映っていた容疑者も、暴走行為が目的だったのか。

 ウオーキング中に州崎地区で偶然関わり合いを持ち、容疑者が車で連れ去った可能性が高まっている。