【名護】元海兵隊員で米軍属の男による女性遺体遺棄事件で、被害者の告別式が21日、名護市内で執り行われた。親せきや友人ら約800人が詰め掛け、早すぎる死を悼んだ。

 参列者によると冒頭、被害者の父がおえつしながら「遺影の写真を見てください」「(娘を)忘れないでください」などと語り、式場にはすすり泣く声が響いた。焼香が始まると、参列者はハンカチを目に当てたり、肩を振るわせたりしながら手を合わせていた。泣き崩れて、いすに座り込む同級生の姿も。式場は詰め掛けた参列者であふれ、外まで長い列ができた。

 焼香を終えた被害者の関係者らは、かけがえのない命を奪われた悲しみや、繰り返される凶悪事件に対する怒りなど、さまざまな思いを語った。

 市内に住む親せきの男性(78)は、「いい子だった。本当に残念」と声を震わせ、「基地がなかったらこんなことにはならないのに」と憤った。

 葬儀には翁長雄志知事や稲嶺進名護市長、中谷元・防衛相、島尻安伊子沖縄担当相らも参列。中谷氏は記者団に「遺族にあいさつした。お悔やみを申し上げると同時に、被害に遭われた方に心からご冥福を申し上げるということだった」と説明した。

 その上で「被害に遭われた方、ご親族の方をはじめ沖縄県の皆様方に大変申し訳ないとの気持ちでいっぱいだ」と語った。