剣道の沖電工杯争奪第38回県幼少年錬成大会(主催・県剣道連盟、沖縄タイムス社、特別協賛・沖電工)が22日、県立武道館で行われた。昨年と同じ顔合わせになった1部決勝は、大道塾A(大浦朋香、竹尾謙志郎、仲西花音、金城夢乃、高江洲瑛、城間史太郎)が浦添少年クラブAを2-2の代表戦で下し、3年連続10度目の優勝を果たした。

1部決勝 大道塾A-浦添少年クラブA メンを狙う大道塾Aの大将・高江洲瑛(右)=県立武道館(長崎健一撮影)

 基本錬成で競う2部の決勝は、宜野湾スポーツ少年団B(辻武蔵、呉屋太斗、松永幹汰、屋富祖志隆、渡名喜愛美佳)が3-2で練武館嘉手納少年クラブCを下し、13年ぶりの頂点に立った。

 1部の大道塾Aは全日本少年少女武道錬成大会(7月23、24日・日本武道館)の出場権を得た。

 土壇場で、頼れる大将が値千金の1本を決めた。

 1部決勝戦、3連覇を狙う大道塾Aは1-2で大将の高江洲瑛に回った。上背のある相手を攻めきれず苦戦したが、終了間際に「負けてもいい。捨て身でいった」と飛び込みメンを決めて、追いついた。

 稲福隆監督から「6年生の力と思いを出してこい」と送り込まれた代表戦は、相手の手元が上がった瞬間にコテを打ち込み、劇的な逆転優勝を呼び込んだ。高江洲は「剣道に打ち込んで、最後の沖電工杯。つないでくれたみんなのおかげ」と感謝した。

 チームは5月上旬の大会で3位と振るわず、2週間追い込んで稽古してきた。2連敗で迎えた中堅戦で、2本勝ちした仲西花音主将は「自分が流れを変えたかった」と語る。引き分けで大将につないだ副将の金城夢乃は「全国は強敵ばかり。きょう駄目だったところを練習し直し、勝ちにいく」と腕をまくった。(大門雅子)