【糸満】市は23日、観光振興や交通弱者ら住民の利便性向上を図る2種類の地域バス運行を始めた。那覇空港~摩文仁を往復する「いとちゃんバス」と、市内に設定した停留所157カ所で予約に応じて好きな場所で乗り降りできるワゴン型「いとちゃんミニ」。昨年度進めた実証実験を再開する形で、特に「ミニ」の停留所を前回80カ所から倍に増やしたのが特徴だ。

糸満市が運行再開した那覇空港~摩文仁往復便「いとちゃんバス」=23日、市西崎

 いとちゃんバスは定員55人で日に6往復、片道約70分で9月30日まで運行。前回比で便数は半減したが、停留所を健児の塔や海洋レジャー地の大度など在来バス線に沿って13カ所増やした。ガイドがつく便もあり、ネットで時刻表などを確認できる。アドレスはhttp://itochan‐bus.com/

 いとちゃんミニは定員10人で車いす対応もある。前回運行しなかった兼城、人口や商店の多い糸満、西崎地区を中心に停留所を増やし、157カ所とした。周遊性を生かした観光ツアーもある。運行は午前7時~午後9時で、来年1月31日まで。乗車30分前までに電話098(840)3210で予約が必要。

 料金はいとちゃんバスが160~790円。ミニは初乗り300円で3キロごとに100円加算で、9キロ以上は600円固定。一日券はバス1500円、ミニ千円。小学生(ミニは小中学生)や免許返納者、障がい者は半額。ともに問い合わせは市政策推進課、電話098(840)8122。

 市によると今回の運行で、バス停400メートル圏で考える市域カバー率は既存バス74%に対して96%に向上する。市は経費として本年度当初予算に7500万円を計上。国の一括交付金の8割補助を受けており、1500万円が市の負担となる。