元海兵隊員で米軍属の男が女性の遺体を遺棄したとして逮捕された事件で、辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議は25日、「元米兵による残虐な蛮行糾弾!犠牲者を追悼し米軍の撤退を求める緊急県民集会」を北谷町の米軍嘉手納基地第1ゲート前で開いた。主催者発表で約4千人が集まった。

元海兵隊員による事件を受け黙とうする集会参加者=25日午後、嘉手納基地第1ゲート前

 参加者らは幾度となく再発防止の徹底と綱紀粛正を求めてきたにもかかわらず、米軍人や軍属の事件事故が後を絶たないと指摘。「県民は怒りの限界点を超えた。これ以上の基地の重圧に耐えることはできない」と訴え、米軍の撤退を求めた。

 その上で①大幅な米軍基地の整理縮小②日米地位協定の抜本的な改定③普天間飛行場の閉鎖と撤去、5年以内の運用停止④危険なオスプレイの配備撤回⑤辺野古の新基地建設断念―の5項目を要求する抗議決議を採択した。

 主催者を代表して、オール沖縄会議の共同代表、稲嶺進名護市長は「我々は戦後71年間、米軍基地に苦しめられてきた。もうガッティンナラン、許してはいけない。怒りを結集し、沖縄の現状を変えよう」と呼び掛けた。

 同じく共同代表で、シールズ琉球の玉城愛さんは「戦前、戦後、復帰後を生き抜いてきたウチナーンチュの心を忘れず、米軍基地撤去の声を沖縄にとどめず、全国に広げよう」と力を込めた。