県国際交流・人材育成財団が21日に実施した県内の中学生から大学生までが対象の英語研修交流会で、米海兵隊員ら米軍関係者のボランティアが交流中に飲酒していたことが29日までに分かった。同財団は常識に欠ける行為として、24日には受講者全員に謝罪のメールを送付。ボランティアにも確認を進めた上で、米軍側への抗議や事業の在り方を検討する。元海兵隊員の米軍属の男による女性遺体遺棄事件の発覚直後の米軍関係者の軽率な行動に、モラルが問われそうだ。

 研修は第1回グローバルリーダーシップ研修で、イオンモール沖縄ライカムで午前10時から午後5時まで実施。受講者約50人で女性が半数以上、米軍関係者のボランティア約40人が参加した。5、6人のグループに分かれ、ホールで座学後、3時間ほどかけて昼食とモール散策を実施。未成年がいるグループを担当した米軍関係者が昼食時にフードコートでビールを4、5杯飲んだとみられる。財団職員は昼食と散策には同行しておらず、確認していない。

 研修終了時に受講者全員からとったアンケートの中に「お酒を飲んでいるのを見た」という記入があり、財団側は飲酒を把握。24日に受講者全員へ謝罪するメールを送り、飲酒やほかの問題の有無を確認している。

 財団の担当者は「ボランティア中、飲酒はしないことが常識という認識だったが甘かった。主催者としても重大な問題だと認識している」と説明。事実確認後、「米軍側への抗議や事業継続、内容変更も考えていきたい」と話した。

 同研修は昨年始まった事業で、昨年は4回実施。同財団が米軍側の支援団体などを通じてボランティアを募っている。

 在沖米軍は1995年の米兵暴行事件以降、「良き隣人政策」を唱え、隊員教育の徹底を図り、ボランティアを推奨している。