【台湾で知花徳和】沖縄と台湾の音楽家らが参加する「島嶼音楽季(とうしょおんがくさい)2016」は18日、台湾台東生活美学館で公開座談会を開いた。音楽季の将来的な可能性をテーマに報告があり、沖縄側は読谷村儀間自治会の知花辰樹会長(42)ら3人が登壇した。

今後も沖縄で音楽と地域自治の交流を進めたいと語る李吉崇館長(右から4人目)=18日、台湾台東生活美学館

 知花会長は渡慶次自治会の小橋川清史会長(34)と共に、読谷村の24字が伝統行事を軸にしたむらづくりを推進している事例を報告。儀間の民俗芸能「南ヌ島」を紹介した上で「地域の誇りを取り戻すため1991年、60年ぶりに復活させた」と説明した。

 山岳民族ブヌン族の那布さん(57)は「帝国主義や経済発展の圧力、土地の強制接収など沖縄とわれわれの状況は似ている」とし、「熱意と創造力を持って継続的に交流をしたい」と語った。

 台東生活美学館の李吉崇館長は「独自の文化が色濃く残る両地域で、音楽を入り口に文化と地域コミュニティーの交流をバランスよく推進したい」との見解を示した。