沖縄県八重瀬町の町魚のおいしさをPRする「トビウオそば」が誕生した。一匹丸ごとひいた粉だしをスープにしたり麺に練り込んだり、風味豊かに仕上げた。那覇市久茂地のタイムスビルで24~26日に開かれる「まるごと八重瀬 観光・物産と芸能フェア」で限定販売する。

八重瀬町で誕生した町魚トビウオそば。味がけんかしないよう、肉の味付けを薄くするなど工夫している

トビウオの粉だしを練り込んだ麺をゆで、水切りする仲地康英さん=18日、八重瀬町玻名城

八重瀬町で誕生した町魚トビウオそば。味がけんかしないよう、肉の味付けを薄くするなど工夫している トビウオの粉だしを練り込んだ麺をゆで、水切りする仲地康英さん=18日、八重瀬町玻名城

 そばは、ふくよかなトビウオの香り漂うあっさりスープと、町魚のうま味を楽しめる麺が絡んで調和する。18日に町玻名城のJAおきなわ具志頭支店であった「ぐしちゃん朝市」の試食会では、30分で全40食が「完売」した。

 粉だしは町唯一の漁師町・港川でただ一人のトビウオ漁師・樋岡邦彦さん(64)=港川漁協組合長=らが製品化。町伊覇の飲食業、仲地康英さん(43)が昆布、鶏がらなどと煮て数日寝かせ、風味を引き出すスープや麺を考案した。

 粉だしができたばかりということもあり、まだ町内でも味わえない。フェアに出店する仲地さんは「トビウオのおいしさを那覇から発信してうちも使ってみようか、と思ってもらえたら」と意気込む。1杯500円。同じ価格で焼きそばや明石焼きもある。