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  • イリオモテヤマネコの交通事故死が増え、「事故多発警報」を発令
  • 親猫の事故も発生し「生息に大きく影響する」と担当者は危惧
  • 夜明けや夕暮れ前後の注意、自動車運転時の速度厳守を呼び掛け

 【西表島=竹富】国の特別天然記念物イリオモテヤマネコの交通事故死が今年5件と過去最多ペースとなっていることを受け、環境省那覇自然環境事務所と竹富町は22日、記者会見し初の「事故多発警報」を発令した。過去最多6件の2013年を上回るペースで、事故防止に向けた速度厳守など注意を呼び掛けた。

イリオモテヤマネコ

 ヤマネコの推定生息数は08年の調査で約100匹。今年はヤマネコが活発に動く夕方から夜間に発生した。3月に胎児2匹を妊娠中の母ネコ、6月は子育て中の母ネコが死んでいる。

 相原百合自然保護官は4~8月の子育て時期は雌や子猫の活動が活発になるとし「親猫が死ぬと子猫も餌を取れずに死ぬなど生息に大きく影響する」などと説明。町自然環境課の新盛勝一課長は「事故多発を大変危惧している」と述べた。

 島内で事故の可能性が高い場所には移動式看板が設置されており、(1)場所に注意(2)夜明けや夕暮れ前後に注意(3)集落内30キロ、島内40キロの速度厳守(4)事故(故意でなければ罪にならない)の迅速な連絡-を求めている。連絡は24時間対応のヤマネコ緊急ダイヤル、電話0980(85)5581。