「東洋堂製薬」という架空のジェネリック医薬品会社の社債購入を持ち掛けられ、お金をだまし取られそうになったとの相談が相次いだとして、消費者庁が注意を呼び掛けている。3月から5月末までに全国で計52件の相談があり、うち九州・沖縄は13件。沖縄県消費生活センターには6月27日現在、相談は寄せられていない。

 同庁によると、東洋堂製薬の会社パンフレットと社債申込用紙が届いた後、社債購入希望者を称する者から電話があり、「封筒が届いている人しか社債を買えない。東洋堂製薬から私との関係性を尋ねる電話があったら、私をあなたの遠い親戚と答えてほしい」などと依頼。実際に会社から電話があり、それに応じると、弁護士を名乗る人物から電話で「名義を貸して社債を申し込んだ違法行為であなたは逮捕される。すぐに銀行に行き、預金を引き出して」と指示されたという。

 相談の多くは高齢女性で、実際にお金をだまし取られたという被害は報告されていない。