八重瀬町唯一の漁業集落・港川で、旧暦5月4日に当たる8日午前8時から始まる「港川ハーレー」を告げる鉦(かね)を2~7日、子どもたちが打ち歩いている。

小雨が降る中、港川ハーレーの到来を告げる鉦を打ち歩く子どもたち=3日午前5時すぎ、八重瀬町港川

 3日は午前5時、具志頭小に通う8~12歳の7人が港川漁協に集まり、二組に分かれて鉦を打ちながら約20分間、集落を練り歩いた。ハーレーに向けて海の神を起こす意味がある。

 もともと、参加するのは集落の漁師の子ばかりだったが近年、少子化などの影響で地域の外にも広がった。友寄来夢君(11)は「前は聞くばかりだった鉦を打てて楽しい」。今年から初めて女の子も加わり、大城愛さん(8)は「明日も来たいけど、起きれるかな」とはにかんでいた。

 港川ハーレー実行委員会の会長、樋岡邦彦さん(港川漁協組合長)は「航海の安全や豊漁を祈るハーレーに欠かせない祭事。時が移ろう中で姿は変わるかもしれないが、大切に伝えたい」と語った。