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  • 台湾には泡盛の知識や飲み方を伝える泡盛マイスターが276人いる
  • 沖縄の協会と提携する大学が授業に取り入れ、就職にも有利という
  • 泡盛を使ったカクテルを出す店も増え、沖縄を旅行した客に好評

 泡盛に関する知識を持ち、飲み方などを勧める泡盛マイスターが台湾で増えている。泡盛マイスター協会(新垣勝信会長)が提携する大学が授業に取り入れており、6月は2大学で110人が合格。台湾では276人となり、日本を含めた全体の3割を超えた。一方、泡盛カクテルを取り扱う店舗も増え、台湾で泡盛の認知度が高まっている。

泡盛を使ったカクテルを出す賴芊儒さん=16日、台北市

 同協会は台湾の私立大、健行科技大と提携し、2011年から単位取得ができる授業として月1回の琉球泡盛学講座を実施。テイスティングのほか沖縄の歴史などを幅広く学べる上、日本語のスキルアップにもなると観光学科の学生から人気を集めているという。

 13年には国立台東専科学校、今年から国立澎湖科技大でも授業を開催。台東専科学校では12月に試験を実施する。

 健行科技大の揚舒淇(ヤンスーチー)教授は「日本のレベルの高いサービスを身に付けられ、レストランやホテルなどのサービス業を目指す学生にとって資格取得は就職に有利になる」とする。

 一方、台北市内では泡盛を使ったカクテルを出す店舗が増えている。若者が多く訪れるトリオカフェでは泡盛古酒とパインのカクテルが人気。バーテンダーの賴芊儒さんは「沖縄を旅行したことのある客と沖縄の話題で盛り上がることが多く、泡盛カクテルを出すととても喜ばれる」と話す。

 ゴーヤーやマンゴーのカクテルもあり、隠し味に今帰仁産の黒糖蜜を入れるのが頼さんのこだわりだ。

 新垣会長は「地道に続けてきた台湾との交流が形になり始めた。これからも台湾での泡盛普及に尽力したい」と述べた。(政経部・照屋剛志)