【石垣】10月下旬に石垣市川平の農園で、衰弱し動けなくなっていたところを保護された特別天然記念物のカンムリワシが元気を取り戻し、23日、農園近くの畑で森に放された。

柳澤さんに抱えられ、放鳥を待つカンムリワシの「ソウミ」=石垣市川平

 カンムリワシは国内では石垣島と西表島に約200羽いるだけ。道路で死んだ動物を食べようと舞い降りたところを車にひかれる事故が相次ぎ、絶滅が心配されている。

 保護されたワシはことし生まれた幼鳥で、ふわふわとした白い毛並みで、おとなの黒い毛並みとは違う。保護した環境省石垣自然保護官事務所へ職場研修に来ていた小学生2人の名前を合わせ「ソウミ」と名付けられた。

 ソウミは名付け親の1人、柳澤福見さん(野底小5年)に抱えられた後、勢いよく飛び立った。柳澤さんは「事故を起こさないように家族で気をつける。大きくなったら野底まで飛んできてほしい」と話した。