3歳以上を想定した「ビッグより大きい」「XXL」といったサイズの紙おむつの需要が高まっているという。おむつ離れの年齢が上がっているためだが、働くママが増えていることとも無関係ではない

▼確かに、忙しい朝に、おねしょ布団の汚れを取って、天日に干すとなると家事の負担は一気に増える。夕方まで干しっぱなしにするわけにもいかず、「おむつを」となるのだろう

▼2013年版男女共同参画白書を見ると、若い共働き世帯では男女の家事時間に5倍近い開きがある。夫が家事を手伝うのは日に約1時間で、先進諸国の半分以下と低い

▼同僚の目を気にしながら申し訳なさそうに会社を出て、お迎え時間ぎりぎりに保育園へ駆け込む。家に帰ると、急いで夕食の支度、子どもをお風呂に入れ、寝かしつける。ノンストップで働くママたちの姿が目に浮かぶ

▼「勤労感謝の日」にちなみ発表された総務省のデータでは、育児をしながら働いている女性の割合は全国平均で52・4%。島根県の74・8%が最も高く、沖縄は62・5%だった。上位には地方圏、下位には大都市圏が集中する

▼子育て環境と同時に、共働きじゃないと暮らせないという切実さを内包した数字だ。データの向こうに、仕事と家事と育児にあっぷあっぷする女性たちが透けて見える。(森田美奈子)