【浦添】リゾート地区を造るために埋め立て計画が進むキャンプ・キンザー沖で16日夜から17日未明にかけて、干潮に合わせて夜のイノー(礁池)を歩くイベントがあった。浦添市港川の元生物教師の浪岡光雄さん(64)が身近な海を知ろうと呼び掛け、市内外から11人が参加。懐中電灯や月明かりを頼りにエビやカニ、貝など30種類以上の生物を観察した。

紫色の色素を出したアメフラシを観察する参加者=17日未明、浦添市のキャンプ・キンザー沖

 足元の海草が揺れるたびに夜光虫が光ったり、小魚が懐中電灯に驚いて水面を跳ねたりする幻想的な眺めに歓声が上がった。

 ガイド役も務めた浪岡さんは「いやー、ここの夜光虫はサービスええな。よく光っとるわ」と軽妙な語り口で生き物を次々に紹介。

 同市城間の野原博豪(ひろたけ)さん(40)は「小魚が足にポコポコ当たりますね」とくすぐったそうに笑った。

 伊平屋村から駆け付けた伊差川尚子さん(43)は「浦添も結構きれい」と意外な様子。イザリ(タコや貝採り)に慣れた目でティラジャーを見つけた。

 浦添市仲間の比嘉秀信さん(65)は体長1メートル以上に伸びたオオイカリナマコを見て「ハブと一緒で頭から3分の1のところを持ったら持ち上げやすいんじゃないか」。鈴木辰三郎さん(72)が見つけた車エビもじっくり観察した。