具志川若手大闘牛大会(主催・具志川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が12月1日午後1時からうるま市石川多目的ドームで行われる。今年26回目の闘牛で具志川主催は3回目。主催組合から12頭、他組合から8頭の計20頭による10組の対戦を予定する。

怒濤(どとう)の押し込み決まるか、雲龍優毅號

腹取り一発にかける剛修若虎

怒濤(どとう)の押し込み決まるか、雲龍優毅號 腹取り一発にかける剛修若虎

 主催組合所属の出場牛が半数以上になるのは久々。闘牛王国具志川ならではの数だろう。デビュー牛3頭を含む若手主体の構成となり、今大会の勝牛は来年の活躍が期待される。

 注目は結びの一番に行われる大型有望牛決戦だが、今回はもうひとつの目玉がある。徳之島から鳴り物入りで移籍して来た大物“有心富士若”に闘牛ファンの熱い視線が集まりそうだ。入場料は大人3千円(女性は2千円)中高生千円、小学生以下は無料。

 「大一番」雲龍優毅號 対 剛修若虎

 両牛共に今年デビュー戦を快勝した有望若手。ここでのサバイバル戦はもったいないような気もするが、勝牛の株は急上昇となるだろう。

 勝敗を決めるのは集中力とスタミナ。どちらが勝っているかだが、両牛の戦歴が少ない分、勝敗予想が難しい。その分、楽しみが増えることになり、興味津々だ。

 雲龍優毅號は10月うるま祭り闘牛でいきなり結びの大一番戦に大抜擢(ばってき)。実績のある朝戸大砲を10分余で下し、期待に応えた。実力牛相手に少し危ない場面もあったが、最後まで落ち着いて戦いを続けたのが勝因。今回は前回より攻める場面が必要となりそう。

 剛修若虎は2月具志川大会が初場所。対戦相手の南部白タービーに5分余で完勝している。余裕満点で、おつりがきそうな戦いは魅力十分だった。10カ月ぶりの登場となるが、一皮むけた戦いを披露できるか。

 「2番戦」有心富士若 対 突撃黒王

 有心富士若(徳之島名は富士若)の戦いが焦点。富士若は徳之島で、2011年9月入福パンダ、12年5月九紋龍、同年10月伊仙同志会、今年5月には清剣を次々に撃破し、4戦全勝としている。

 デビュー戦はともかくその後の相手は強豪を倒しての勝利。一気に評価を上げ、徳之島中量級王座にもっとも近いとまでいわれたが、縁あって沖縄にトレード。攻守兼備の万能型で闘争心も並はずれていると聞く。大いに注目したい。

 突撃黒王(旧名常勝会荒波)はファン周知のベテラン実力牛。年月がたった今、さすがに全盛時の動きは影を潜めているが、大物相手に一泡吹かせることができるかどうか。(又吉利一通信員)