県総合防災訓練と緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練が28日、与那原町の中城湾港マリンタウンであった。県内や九州各県から109団体、約1500人が参加し、大規模災害に備え、連携を確認した。九州ブロックの合同訓練が県内で開かれるのは8年ぶり。訓練は、与那原町東浜を震源とする最大震度6強の地震が発生し、大津波が本島南部沿岸に到達。同町一帯で崩壊した建物のがれきに町民が下敷きになったり、沖合に流されたりしたという想定で行われた。

押しつぶされた車両から住民の救助訓練を行う消防士ら=28日、与那原町

 防波堤や建物の屋上に取り残された人をヘリでつり上げ、津波で押し流された車両、橋やトンネルの崩壊現場に残された人を救助し、ドクターヘリが搬送するなど、消防や自衛隊、医療チームなどが連携して取り組んだ。県警や歯科医師会、医師会などは死亡者の身元確認の検視、住民らは炊き出しや土のう作りなどに励んだ。

 東浜自主防災会の國仲健次会長は「平日だが大勢が来てくれた。訓練するごとに結びつきが強くなる」と意義を強調した。