【東京】仲井真弘多知事は29日、駐日米大使に今月就任したキャロライン・ケネディ氏と都内の米大使公邸で会談し、米軍基地の負担軽減への協力と、沖縄訪問を求めた。ケネディ氏は基地問題について「大使として問題の解決が前進するよう努力したい」と述べ、沖縄で県民の声を聞きたいと応じた。米軍普天間飛行場の移設に関する具体的なやりとりはなかった。

米大使館からの招きで、ケネディ駐日米大使(右)と会談した仲井真知事=29日、東京・米大使公邸(県提供)

 非公開の会談は通訳を通して約35分間。仲井真知事は、米国から政治・経済、文化面で影響を受けてきた沖縄との歴史的な関係を紹介した上で「米軍基地の過重な負担を負っている」と説明。日米両政府で軽減策に強力に取り組むよう求めたが、普天間の県外移設などには踏み込まなかった。