【東京】仲井真弘多知事とJA沖縄中央会の新崎弘光会長らは29日、農林水産省に林芳正農水相を訪ね、環太平洋連携協定(TPP)交渉で農産物重要5品目の聖域確保と、サトウキビ増産基金の確保などを求めた。林氏は「TPPについては5品目の聖域を守って交渉する立場を堅持していく。基金は財務省と調整して、しっかりと予算を確保したい」と要請に対して前向きな姿勢を示した。

サトウキビ増産基金などについて林農水相(右)に要請する仲井真知事ら=29日、農水省

 要請で、仲井真氏は「TPPは聖域を頑張っていただきたい。サトウキビの増産基金も維持強化もお願いしたい」。新崎氏は「消費税の引き上げも予定されているので、生産現場の所得の確保も大変困難になる。実態も考慮して、生産意欲が促進されるような交付金の基準の確保をお願いしたい」などと訴えた。

 林氏は「サトウキビは戦略作物であり、島を守り、国を守る。そういう見地から取り組んでいく」と説明。「基金については財務省にも言いながら、しっかりと予算を確保したい」と述べた。