【北谷】町は12月から、発達障がいなど気になる行動や反応がある乳幼児や保護者を支援しようと、町育ちの支援センター「いっぽ」(宮城智子所長)を開所する。栄口保育所を統合して新しく12月に開所する上勢保育所(山内久美子所長)の2階に併設した。町は同センターを子育て支援の拠点にする。町では初の取り組み。28日、両所の落成式典があり、町関係者が開所を祝った。

 「いっぽ」の利用は町内に住む未就学児のうち「言葉がゆっくり」「友達とうまく遊べない」「気持ちの切り替えが苦手」「落ち着きがない」などの子が対象。大人数の中では、人付き合いがうまくできない子を、保護者と一緒に少人数で遊びながら心身の成長を促す。

 1歳半や3歳児健診などで、保健師や心理士らが気になった子や、親から相談があった子を早期療育につなげる仕組みだ。

 町の保育士3人が常駐し、親子参加型の療育グループに活動の場を提供するほか、発達や育児相談受け付け、子育ての情報提供、保護者同士の交流を支援する。

 宮城所長は「すべての子が生きやすい社会をつくるため、楽しい環境づくりに努めたい。発達が気になる子の心と体の育ちと、育児を頑張っている親を支援したい」と意欲を示した。

 式典で野国昌春町長は「未来を担う子どもたちを健やかにはぐくみ、町の子育て支援の拠点として活用してほしい」と呼び掛けた。