おきぎん経済研究所(出村郁雄社長)は29日、2013年の賃料動向ネットワーク調査を発表した。新築、中古物件のすべての部屋タイプ(1R~3LDK)で平均家賃が上昇。新築は間取りの広い物件や、賃料相場の高い市街地開発地区の人気の高まりが要因。中古はインターネット無料化などの設備を充実させ、需要を取り込んだことで平均賃料を引き上げた。

 同研究所の喜瀬真人研究員は、県内は人口や世帯数の増加を背景に需要が高まっているものの、賃貸物件の供給も増えており、競争が激しくなっていると指摘。「不動産業者やオーナーが需要を捉えようと、設備を充実させるなど工夫したことが家賃の上昇にもつながっている」としている。

 上昇率が最も高かったのは2DK~2LDKの中古物件で5・8%。市街地開発地区などで築年数の浅いハイグレード物件が増加し、押し上げた。次いで1R~1LDKの中古物件が5・7%だった。

 地域別の稼働率は、世帯数が伸びている宮古島市が97%と最も高かった。ただ、供給も増えており、前年から2ポイント下がった。那覇市の新都心は94%と前年と同水準。交通の利便性などが、単身から家族の幅広い世帯から人気を集めた。名護市も人口と世帯数の増加で94%と高水準だった。

 県内の賃貸物件を扱う不動産会社20社(管理戸数6万2千戸)に聞き取り調査した。県内の民間借家(08年度)に対するカバー率は30・7%。