【那覇】ガーブ川中央商店街組合(大城盛仁会長)の店舗建設50年を記念した写真展「なつかしのまちぐゎー展」が、那覇市牧志の同商店街2階ギャラリーで開かれている。戦後、ゼロから再出発し、災害や不況にも負けず復興を成し遂げた商人たちのたくましさ、移りゆく庶民の暮らしぶりを85枚の写真が伝えている。(平良秀明)

ガーブ川の店舗建築工事再開で、カチャーシーを踊り喜ぶ商店街で働く人たち=1963年9月20日

テントを張った掘っ立て小屋、地面に並べられた箱、この粗末なヤミ市場から那覇の公設市場は発展した=1946年ごろ

戦後、自然発生的に生まれてきたバラック水上店舗の取り壊し作業=1962年8月19日、那覇市牧志

戦後の市場の変遷が分かる写真をなつかしそうに眺める市場関係者=牧志・ガーブ川中央商店街2階ギャラリー

ガーブ川の店舗建築工事再開で、カチャーシーを踊り喜ぶ商店街で働く人たち=1963年9月20日 テントを張った掘っ立て小屋、地面に並べられた箱、この粗末なヤミ市場から那覇の公設市場は発展した=1946年ごろ 戦後、自然発生的に生まれてきたバラック水上店舗の取り壊し作業=1962年8月19日、那覇市牧志 戦後の市場の変遷が分かる写真をなつかしそうに眺める市場関係者=牧志・ガーブ川中央商店街2階ギャラリー

 ガーブとは方言で湿地を意味する言葉で、水深の浅かったガーブ川は台風や大雨のたびに氾濫を繰り返し、浸水で店や商品が被害を受けた。1962年から川を掘り下げ、地下水路としてその上に建物を造り、64年に水上店舗第二街区として同商店街ができた。

 写真は、路上での立ち売りや、ガーブ川に板を渡した狭い場所で漬物や豆腐などを売っていた初期のころから、粗末なバラック、近代的なコンクリート建てへと市場の発展をたどることができる。

 会場にはなじみ客が買い物がてらに訪れたり、以前店を出していた人たちも離島や北部から足を運び、商店主らとの昔話に花を咲かせている。

 同組合の洲鎌徳次郎さん(85)は「建物の完成で雨の心配がなくなり、とてもうれしかった。あのころはとにかく物が売れて活気があった」と振り返る。事務局の平良鈴子さん(54)は「商店街は世代交代の時期を迎えているが、川の上にまで店を造って、沖縄の戦後復興、発展を支えた人たちがいたことを知ってほしい」と意義を話し、まちの活性化に意欲をみせている。

 那覇市歴史博物館のほか、沖縄タイムス社も写真46点を提供し、希望者に販売している。琉球銀行牧志市場出張所向かいのガーブ川商店街2階ギャラリーで1月20日まで(1~5日は休み)。入場無料。