具志川若手大闘牛大会(主催・具志川闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)が1日、うるま市石川多目的ドームで開かれた。今年最後の闘牛となったが、県内各地からの闘牛ファンや観光客など約800人が詰め掛け、次々に繰り広げられた9組(1組は不戦勝)の対戦を楽しんだ。対戦時間は異なるが、砂煙を上げて激しい押し合いの末に負けた牛が脱兎(だっと)のごとく敗走する場面の連続。勢い余って観客席に飛び込まんばかりの迫力で、会場は何度も大歓声に包まれた。

風神帝王(右)に豪快な腹取りを決める八重山冠鷲=うるま市石川多目的ドーム

風神帝王(右)に豪快な腹取りを決める八重山冠鷲=うるま市石川多目的ドーム

 最も迫力があったのは4番戦。八重山冠鷲と風神帝王が激しい押し合いを演じ、観客の肩も思わず右、左と揺れた。互角の攻防だったが2分すぎ、突然のひるみを見せた帝王が逃げ腰となるや否や、冠鷲が飛び込むような腹取り一発。これがものの見事に決まり、帝王は柵にたたき付けられ、一瞬にして勝負に幕が下りた。

 大型有望若手対決で注目を集めた結びの一番は剛修若虎が雲龍優輝號を下した。対戦開始2分20秒、若虎が優輝號を柵際に押し込み、腹取りを決めたが、これは優輝號が残して再びリング中央へ。その後一進一退の大熱戦となったが、最後に力を振り絞ったのは若虎。16分すぎ、それまでのこう着状態を振り払うように若虎が右からのカケ押しで優輝號を攻めると、疲れた優輝號は力尽きるように敗走した。

 徳之島から来た4戦全勝の大物有心富士若は2番戦に登場したが、対戦相手の突撃黒王が戦意なく、不戦勝。お披露目がかなわず、場内から思わずため息がもれた。次回は年明け恒例の「三が日闘牛」。今帰仁村営闘牛場(元日)うるま市石川多目的ドーム(2、3日)で3大会が予定されている。開始時間はいずれも午後1時。(又吉利一通信員)