第11回おきでんシュガーホール新人演奏会オーディションでグランプリを獲得した新崎誠実によるピアノリサイタルが8日午後3時から南城市の同ホールである。主催は南城市など。共催は沖縄電力、沖縄タイムス社。グランプリ受賞者公演は4人目となる。新崎は「一番好きなドビュッシーやターニングポイントになった曲でプログラムを構成した」と抱負を語った。

思い出の場所でのリサイタルに向け抱負を語る新崎誠実=那覇市・沖縄タイムス

 ドビュッシー「前奏曲集第1集」、フォーレ「舟歌第3番」、ショパン「幻想曲」などを演奏する。ドビュッシーの魅力を「音で絵を描く」と表現。「音楽は時間芸術で人生と似ている。経験を重ねて想像力が豊かになる」と話す。

 新崎は県立芸術大学在学中の2005年にグランプリに輝き、演奏活動をスタートさせた。「受賞はとても励みになり、留学の決め手にもなった。シュガーホールで弾くことができて感慨深い」と振り返る。

 06年に渡仏し、パリ国立地方音楽院に入学した。07年には同国のクロード・カーン国際ピアノコンクールで1位となり、併せてフォーレ作品の最優秀演奏者に贈られるグッツォ賞に輝いた。09年に帰国。11年には妹の新崎洋実との連弾でフランスのブレストピアノコンクール最高賞を受けた。

 演奏活動と並行し、クラシック普及のアウトリーチ、絵本や美術と音楽のコラボレーション企画などにも取り組んでいる。入場料は前売り一般2千円、高校生以下千円。問い合わせは同ホール、電話098(947)1100。