【石垣】サメに追われたとみられる珍しいクジラの仲間が2日、石垣市川平の底地ビーチに迷い込み、ボランティアやマリンレジャースタッフが協力して沖合へ誘導した。

傷ついたクジラを心配そうに見つめるボランティア=石垣市川平、底地ビーチ

 同日午前8時ごろ、ビーチに隣接する石垣シーサイドホテルの高橋謙一宿泊支配人(42)が発見。3度ほど沖へ誘導しようとしたが、そのたびにビーチへ戻ってきた。

 ボランティア団体「イルカ&クジラ救援プロジェクト」の安田雅弘代表(53)らも駆けつけ、沖合への誘導を繰り返した。

 安田代表によると、研究者でも見る機会の少ないコマッコウかオガワコマッコウとみられ、体にはサメに襲われたと思われる傷が10カ所以上あった。

 クジラは沖に戻るのが怖いのか、何度か暴れた後、午後2時すぎには外洋へ向かって泳ぎだし、1時間20分後には沖合遠くで姿を消した。(奥沢秀一通信員)