中城村の特産品島ニンジン(チデークニー)の収穫・出荷がピークを迎えている。生産農家は「キビの収穫期も近いので、ほんとに猫の手も借りたい忙しさ」とおおわらわだ。

収穫作業に忙しい新垣文子さんのニンジン畑=中城村

 村内の主要産地は和宇慶区と北浜、南浜。和宇慶区の新垣文子さん(89)、善之さん(63)親子は40年以上にわたり島ニンジンを生産している専業農家。

 植え付けは旧盆前後(最近は7月~10月)、途中、間引きを繰り返し収穫まで約100日以上かかるという。ゴボウのような根茎は約40~50センチ前後。一部農家は機械掘りをしているが、ほとんどの農家が手掘りのため、収穫・出荷には手間ひまがかかるという。

 近年はカステラ、ジャム、ゼリーなどに加工され、幅広く利用されているが、昔から炒め物や特に病後体力回復のチムシンジムン(薬膳料理)には欠かせない食材として重宝され市場でも他のニンジンよりは高く取引されているという。(翁長良勝通信員)