2日付で、台北駐日経済文化代表処那覇分処の9代目処長に就いた。沖縄赴任は2006年1月から07年7月まで領事部長として就任以来、2回目。「沖縄は私の田舎の嘉義県と雰囲気が似ていて、大変フレンドリー。赴任先を聞いたときはうれしかった」と喜ぶ。

蘇啓誠氏

 台湾と沖縄を結ぶ航空便は、6年前は中華航空だけだったが、日本と台湾のオープンスカイ(航空自由化)協定の締結やLCC(格安航空会社)の参入で4社に増えた。「交通の便は大変よくなっている。台湾から沖縄へ年間20万人が訪れている。沖縄からも台湾に修学旅行生を送ってもらって、互いの人的交流を大事にしたい」と話す。

 前任の粘信士処長から、県内市町村議会の議員連盟設置の働き掛けを引き継ぎ、浦添市や沖縄市で立ち上げる予定だ。「沖縄の議員とのかかわりは外交部(外務省)に入って間もない1991年に、県議会議員を受け入れたころからある。市レベルでも交流を深めたい」

 台湾はことし7月から自由経済モデル区をスタート。国際物流や観光医療、高付加価値農業、産業連携の推進が重点分野だ。「機会があれば台湾の大手企業が団を組んで沖縄の企業との懇談会を開きたい。経済面での関係も強化していきたい」

 6年ぶりの来沖に県内経済関係者でつくる山登りグループに再び加わることを楽しみにしている。趣味は読書とウオーキング。56歳。(仲田佳史)