南城市津波古区など市内4区は20歳以上の市民約2千人を対象に日ごろの食習慣やくらしの実態を調べている。年内をめどにアンケートを回収し、地域全体で食習慣の課題を浮き彫りにする初の取り組みで、2年間の追跡調査を実施する。

地域住民の力で健康づくりを支援しようと意気込む津波古地区サポーター代表の高江洲順達さんら(前列左)=南城市・津波古公民館

 津波古地区で調査票を配るのは市地域健康づくりサポーターの22人。地区代表の高江洲順達さん(61)は「調査票を持った22人が各世帯を訪問することで会話が生まれ、健康に関心を持つ区民が増えてくれたらうれしい」と効果を期待する。同区のほか、つきしろ、糸数、船越の4区も調査に参加する。

 調査は、県が委託する琉球大学ゆい健康プロジェクトの一環。地域と学校、家庭が連携し、親子3世代で健康長寿の復活を目指す。同大は2年の追跡調査で食習慣の傾向を分析し、肥満・生活習慣病の予防につなげる。市を皮切りに計11市町村で調査を進める予定だ。

 アンケートでは直近1カ月間で肉や魚、野菜などをどの程度食べたかを調査。また1週間の飲酒、朝食の回数などのほか、しょうゆやソースなどの使用頻度も含まれている。

 「健康とくらしの調査」として睡眠習慣や日ごろの外出状況など日常の生活も調べる。調査後はアンケートの分析結果を返却し、食生活の改善案を勧める。

 プロジェクトでは市内の小学校7校(児童約2600人)でも食生活のアンケートをとるほか、塩分控えめの学校給食や家庭向けの健康レシピを提案している。メンバーで栄養士の安仁屋文香さん(28)は食習慣の実情を把握し、地域に即した健康づくりにつなげたい」と張り切っている。