県畜産振興公社(赤嶺勉理事長)は11日、那覇市内のホテルで、「EN GROUP LIMITED」(ピーター・ン代表)とえん沖縄(又吉真由美代表)と県産食肉の需要と消費拡大に取り組む「まーさんブランドパートナーシップ協定」を締結した。えんグループが香港やマカオ、シンガポール、沖縄など国内外の24店舗で展開する飲食店で県産牛や豚肉の取り扱いを拡大させるほか、香港の量販店に県産食肉を売り込む。

協定を結んだ「EN GROUP LIMITED」のピーター・ン代表(中央)と県畜産振興公社の赤嶺勉理事長(右)、えん沖縄の粟国尚貴飲食・貿易部長=那覇市内

 沖縄地区税関がまとめたことし1月から9月までの県内からの輸出量は、牛肉が5・9トンで、豚肉が29トン。そのうち、牛肉の88%、豚肉の43%はえんグループからの輸出となっている。

 県産食肉は県外のブランド牛や豚肉との競争が厳しく、県外、海外への出荷が伸び悩んでいるため、輸出に力を入れているえんグループとの提携で出荷増につなげる。

 えんグループは250店舗を展開する香港最大の飲食チェーン「香港マキシムグループ」に県産牛の取り扱いを働き掛けており、実現すれば年間12トンの輸出増につながるという。この1年で牛肉、豚肉ともに現在の3倍の取り扱いに広げる方針だ。

 ピーター代表は「この1年で県産牛や豚肉の取り扱いは増えている。富裕層が増えているアジア市場に攻め込んでいきたい」と意気込んだ。