【宮古島】日本最南端の映画館「シネマパニック宮古島」(宮古島市平良)が、映画のデジタル化で従来のフィルム上映が困難となり存続が危機的として、デジタル映写機導入の募金を呼び掛けている。目標額は本年度中に1千万円。

デジタル映写機器の導入のため募金活動を始めたシネマパニック宮古島=宮古島市平良

 同館は宮古地区唯一の映画館。10日に会見した下地昌伸代表取締役は「全国的にはデジタル化できず閉館する所もあるが、文化施設である映画館を宮古で存続させたい」と話している。

 同館によると、映画上映方法がフィルムからデジタル化へ急速に進み、昨年9月にフィルムの生産が終了。今後の上映作品の選定が困難なほか、フィルム映写機も生産中止となっている。存続には高額のデジタル映写機器導入が必要だが、地方の小映画館では費用調達ができず、閉館となる館も多いという。

 下地代表取締役は「映画館は地域が必要とする文化施設であり、宮古に映画の灯をともすことは必要。今後はNPO法人化や市民からの出資も検討し、広く市民の手による運営を模索したい」と話している。

 募金は沖銀、郵便局の専用口座(ネット上で閲覧可能)や市内に設置される募金箱などで集めている。