【糸満】12日午前、糸満市喜屋武の県水産海洋技術センターから東側に約230メートル離れた防災林造成工事現場で、沖縄戦時中に使用されたとみられる不発弾・1トン爆弾(長さ180センチ、直径60センチ)を磁気探査作業員が見つけ、警察に通報した。13日朝に、市が鉄製の防護壁を設置し、自衛隊が処理方法を判断する。現地処理の場合は年明けを予定している。

不発弾発見場所

海岸防災林造成工事現場で見つかった沖縄戦中に使われたとみられる1トン爆弾=12日午後、糸満市喜屋武(市役所提供)

不発弾発見場所 海岸防災林造成工事現場で見つかった沖縄戦中に使われたとみられる1トン爆弾=12日午後、糸満市喜屋武(市役所提供)

 現場で磁気探査する業者によると、先週、磁気探査を行い反応があった場所を12日午前、作業員が掘り起こして爆弾を確認したという。

 同日午後3時ごろ、市は防災無線を使って、喜屋武と束里(つかざと)の地域に爆弾発見情報をスピーカーで放送。発見現場から200メートルほど離れた畑で農作業をしていた前原浩一さん(75)=市喜屋武=は「艦砲弾はたくさん見つかっているが、1トン爆弾は見たことがない」と驚いた様子だった。

 市によると、1978年10月に照屋で大型不発爆弾が発見され運び出されたという。県内不発弾処理の件数などが記された県消防防災年報には、90年に1個、74年に4個の大型不発弾処理の記録がある。