那覇市内で孤独死とみられる高齢者(65歳以上)が、2011年の40人から12年は81人と倍増していることが12日、同市のまとめで分かった。増加の原因について市は「明確な理由は分からない」としているが、新里博一福祉部長は、背景に「地域や家族との関係が疎遠で、健康診断や必要な医療を受けていない」ことなどがあるとして今後は、地域住民と連携し防止に取り組んでいきたい考えを述べた。

 孤独死とみられる高齢者は、10年が33人、11年が40人、12年が81人。3年間で計154人(男性91人、女性63人)だった。同日の市議会12月定例会で、比嘉瑞己氏(共産)の一般質問に答えた。

 同市の高齢者世帯数は、10月1日時点で、高齢者単身世帯が1万6551世帯で総世帯数の11・7%、高齢者のみの世帯は8905世帯で総世帯数の6・3%。市は、今後も世帯主が65歳以上の単身世帯や夫婦のみ世帯の総世帯数に占める割合が増加していくと予想している。

 新里部長は、沖縄県の高齢者人口の増加率が46%と全国1位で、同人口は25年には35万3千人まで増加する見込みであることも明かした。