【宜野湾】開会中の宜野湾市議会(呉屋勉議長)は、議院運営委員会で与野党からそれぞれ米軍普天間飛行場移設をめぐる意見書案が提案され、「県内移設反対」を明記するかどうかで意見が真っ二つに割れている。双方とも主張を曲げず、13日の委員会で、それぞれの案を17日の本会議で採決にかけることを決めた。仲井真弘多知事による名護市辺野古の埋め立て承認申請の判断時期が迫る中、与野党が拮抗(きっこう)する地元市議会の動きが注目される。

 与党最大会派の絆クラブが提案した「固定化を許さず即時閉鎖・早期返還の実現を求める決議」は、危険性除去のために日米両政府へ「あらゆる手段を講ずるよう求める」としており、県内移設は否定していない。中道会派・共生の会も賛同している。

 野党側は「(辺野古を容認する)間違ったメッセージを送りかねない」(結・Iネットの桃原功氏)、「オール沖縄で県外を示すことが大切だ」(未来・市民の森田進氏)と県内移設反対の明記を求め、3会派が次々と与党案に反対を表明した。

 一方、野党案は県内移設断念を強く求めているが、絆クラブの平良眞一会派長が「固定化を許さない市としては県外、県内と言える立場にない」と反論した。

 動向が注目されるのは与党公明党の3氏。県本は県外移設を堅持している。会派長の大城政利氏は「固定化は許されない」と強調した上で「県内移設はもちろん駄目。辺野古も実現まで時間がかかり固定化と一緒だ」と述べ、対応を熟慮する考えを示した。(大城大輔)