県議会11月定例会は11日までに代表質問7人、一般質問27人の計34人が論戦を繰り広げた。米軍普天間飛行場の返還問題をめぐり、仲井真弘多知事の埋め立て承認申請への対応に質疑が集中した。

 知事は「県民との公約であり、実現に向けて全力で取り組む」と県外移設への公約堅持に懸ける意欲をあらためて示した。埋め立て申請の可否判断については、「実現性が高いか低いかで判断する」と強調し、「仮に百歩譲って(申請を承認して)辺野古だと考えたとしても(移設が)非常に長期化しかねない。危険性が温存され固定化することになる」と指摘した。

 代表質問で登壇した与党自民県連幹事長の照屋守之氏は約7分間の冒頭発言で、県連が辺野古移設を容認した経緯を説明。傍聴席から激しいやじを受けながら、県民へ「おわび」した。

 県連が辺野古容認を知事に強要しないとする中、具志孝助氏(自民)は冒頭発言で「わが党の政策をご賢察の上、賢明な判断を」と、県連と歩調を合わせるよう暗に求めた。

 一方の与党、公明党県本幹事長を務める金城勉氏(公明県民無所属)は、「県外移設などさまざまな選択肢があるのに辺野古以外は普天間が固定化するというのは政府の不作為。国会議員をどう喝し、県連をねじ伏せる権力に、沖縄は断じてノーと言うべきだ。辺野古の埋め立て申請は不承認にすべきだ」と明言。金城氏の発言には野党席からも大きな拍手が起きた。

 知事は腰から足にかけて痛みやしびれが取れず9日から11日までの一般質問を欠席した。(政経部・知念清張)