シリコンバレーでの研修などを通じて次世代のビジネスリーダーを育成する学生対象の研修プログラム「Ryukyufrogs」(琉球フロッグス)の成果発表会が14日、宜野湾市の沖縄国際大学であった。5期生として選抜された県内の高校、高専、大学の12人が、旅行プランの自動作成ツールや忘却曲線を応用した英単語の学習システムなど、約半年間の活動を通して仕上げたビジネスアイデアをチームごとに英語で発表し、3人の実業家から講評を受けた。

忘却曲線を応用した英単語の学習システム「Halo」についてアイデアを発表する(右から)沖縄国際大の宮城省吾さん、沖縄高専の西村風芽さん、琉球大の金城周作さん=14日、宜野湾市・沖縄国際大学

 インドネシアから留学している沖縄高専4年のケヴィン・チョンさん(21)は、琉球大2年の黄(こう)曉(ぎょう)棋(き)さん(23)と、訪ねてみたい場所や気に入ったレストランなどを選んでいくと自動的に旅行プランが組み立てられるシステムを提案。チョンさんは「まだまだ課題がたくさん残っているが、来年8月までに完成させて市場に出したい」と意欲。

 沖縄国際大学の宮城省吾さん(24)は、2人のパートナーと、記憶を保ち続けるために効果的な時間ごとに自動で復習を促す英単語の学習プログラムを提案。「自分たちが必要で本気で使いたいと思っている商品を真剣に作っている。この商品を使って2020年までに沖縄を日本で一番英語ができる県にしたい」と語った。

 働きながら子育てをしている母親にヘルパーを派遣するシステムを提案した琉球大の村上一葉さん(22)は「何をするにもその人の魅力が大事だと気づいた。沖縄を離れて女性に価値を提供している会社で自分を鍛えようと思っている」と抱負。今期から創設された高校生限定枠の4人もアイデアを発表し、それぞれ決意を語った。

 ゲスト講演したサンフランシスコ在住でビートラックス社のブラントン・ヒルCEOは「他に選択肢がないぐらい熱中できる分野を見つけ、独自の優位性を発揮し続けることが大切」と指摘。「好きだけど仕事にならない、ではなく、どうすれば好きなことを仕事にできるかを考えるべきだ」などと呼び掛けた。