ソフトバンクが、グループ会社で携帯電話事業を展開するイー・アクセス(東京)と、PHS大手のウィルコム(同)の両社を来年4月に合併させる方針を示したことを受け、ウィルコムの子会社、ウィルコム沖縄の仲本榮章社長は16日、那覇市内の本社で会見し「沖縄は地域密着の別会社として、PHS事業を継続していく。合併後はデータ通信に強いイー・アクセスの商材も扱い、相乗効果を引き出したい」と述べ、通話と通信の両分野で低価格の商品・サービスを提供していく考えを示した。

ウィルコムとイー・アクセス合併に伴う今後の業務展開について話す仲本榮章ウィルコム沖縄社長=16日、那覇市旭町

 新会社は来夏にも新ブランドを決定する見通しだが、ウィルコム沖縄の社名を残した形で営業したい考え。主力のPHSに加え、低料金で使えるスマートフォンの販売も強化していく。

 ウィルコム沖縄は2010年4月から月額980円ですべての携帯・固定電話に1回10分以内の無料通話が可能な独自のプラン「だれとでも定額」をスタート。以降、契約回線数が順調に伸び、ことし10月までの累計稼働数は13万人を突破。今期の業績も増収増益を見込んでいる。

 仲本社長は「県内のPHSの人口当たりの普及率は全国の約3倍で、多くの県民に支持されている。新会社の設立を好機と捉え、サービスの充実、事業拡大につなげたい」と述べた。