正月用の飾り花となる県産キクの県外出荷が最盛期を迎えている。県花卉(かき)園芸農業協同組合(太陽の花、宮城重志組合長)は17日、日本航空(JAL)の臨時貨物便で羽田空港向けに1800ケース(約19トン)を出荷した。台風で減産した昨年から生産が回復し、12月は前年同月比52%増の20万ケースを出荷する。宮城組合長は「沖縄の責任産地として果たす役割はとても重要。計画的な輸送を万全な態勢で進めていきたい」と話した。

正月用に本土へ出荷するためコンテナに積み込まれる県産キク=17日、那覇空港貨物ターミナルビル

 内訳では大菊が6万ケース、小菊が11万ケース、スプレー菊が2万ケース、切り葉などのその他が1万ケース。出荷金額は15億円を見込んでいる。

 仲卸や加工業者からの予約注文は前年比40%増の7万5千ケース。県産キクの供給不足で昨年は海外産に代替されたため、ことしは8月から各取扱業者に営業を掛けて、あらためて県産キクに置き換えてもらった。直接取引する予約注文の取引数量を上げることで、競り市場への出荷量が調整しやすくなり、供給過多による価格低迷が避けられるという。

 市場での平均取引価格は大菊で60~70円、小菊で40円、スプレー菊で50~55円と例年並みの価格となっている。需要のピークとなる20日以降は全国各地の市場からの引き合いが強まるため、価格は堅調に推移すると見通している。