「目的や夢を実現させたい」など前向きなイメージを持って大学に進学した学生ほど、入学後も充実した大学生活を送っていることが、県内大学生らの調べで分かった。卒業年次に複数社から内定を得た学生の5割以上が、大学生活を「充実している」と答えた。大学生活の充実度アップに向け、学生課と就職支援センターの連携した支援が求められそうだ。(天久仁)

 雇用と若者の意識の関係を調べようと、県内6大学の現役学生のグループ「若年者雇用問題を考える学生委員会」(大城梨亜奈代表)が取り組んだ。

 11月に県内6大学(沖縄キリスト教学院大、沖国大、沖女短大、沖大、名桜大、琉大)の学生1~4年次2500人にアンケートし、1768人(70・7%)から回答を得た。

 入学理由で「夢や目的の実現」「専門知識を深めたい」と前向きに答えた学生に入学後の印象を聞くと、「やや充実」を含め「充実している」と答えた層が85・73%だった。「大卒は給料がいい」「親に言われた」など消極的な学生の充実度は56・99%にとどまった。

 全体では約7割が入学前の印象と比べ、大学生活に充実感を持っている。

 就職活動へのイメージは1、2年次の過半数が「大変そう」「不安・心配」と答えており、就職難を反映し前途を厳しくみている。卒業年次の学生の12月時点の就職内定率は「その他」を含め「未決定」が約7割を占めた。

 一方、複数社から内定を得た学生は、入学後の大学生活も充実しており、1社内定の学生のうち30・86%、2社内定の61・76%、3社内定の53・33%が「充実している」と回答している。

 同学生委員会は調査結果を受け、大学進学への動機づけの強化や、大学生活の充実に向けた施策の強化などを課題に挙げている。

 副代表で沖縄キリスト教学院大4年の福地宏達さん(22)は県内金融機関から内定を得た経験を踏まえ、「特定の地域や業種にこだわらず、早い段階で動くことが大切。学生生活が充実していれば結果がついてくる」と話した。