【中城】世界遺産の中城城跡や城主・護佐丸の資料などを集めた村初めての公立図書館「護佐丸歴史資料図書館」が「ごさまるの日」の5月30日、村安里で開館した。

村の小中学校で教えている「ごさまる科」の教科書なども展示している=5月30日、中城村安里の「護佐丸歴史資料図書館」

出土品など多数の中城城跡関連資料

村の小中学校で教えている「ごさまる科」の教科書なども展示している=5月30日、中城村安里の「護佐丸歴史資料図書館」 出土品など多数の中城城跡関連資料

 同館は鉄筋コンクリート3階建て。延べ床面積約3080平方メートルの館内に児童書や一般図書など最大12万冊が収蔵できるほか、1階の展示室では中城城跡や護佐丸など地域の歴史資料を常設展示。3階には小さく区切って会議やサークル活動の展示なども可能な企画展示室がある。

 また災害に備えた食料品などの備蓄庫(約45平方メートル)を持ち、屋上部分は津波時の一時避難所にもなるなど地域の防災拠点としての役割もある。2012年度の事業開始から足かけ5年、総工費14億7600万円をかけ完成した。財源には一括交付金が利用されている。

 国や県、村などの関係者や村出身の芥川賞作家大城立裕さんらを迎えて同日開かれた開館式典で、浜田京介村長は「琉球の歴史文化を発信する情報拠点は村の長年の念願だった。地域の中心、また地域防災の拠点としても活用したい」とあいさつした。

 同館は毎週火曜日と年末年始などの休館日を除き、平日は午前10時から午後7時(歴史展示室は午後5時)まで、土日祝日は午前10時から午後5時まで利用できる。