沖縄総合事務局は19日、2014年のクルーズ船の予定寄港数が167回で過去最多になる見通しだと発表した。世界大手のクルーズ客船社が寄港回数の大幅増を決めたことで、これまでの最多だった12年の125回を上回る。那覇港の予定寄港数は97回、石垣港は67回で、それぞれの港の年間寄港数も最多記録を更新する見込み。

 ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社など、大型クルーズ船を運航する大手3社が、ことし計8回だった那覇港への寄港数を14年は計47回に増やす。

 沖縄総合事務局の小平田浩司開発建設部長は「カリブ海や地中海に次ぐ新たな市場をアジアに開拓したい客船社が、地理的優位性や治安の良さなどから沖縄に注目している」と説明した。

 寄港数の増加に伴う交通渋滞の緩和やクルーズ客の利便性向上のため、臨港環境の整備が進められている。沖縄総合事務局は、来年夏ごろの供用開始を目指し、臨港道路若狭2号を建設中。那覇港管理組合も、来年3月に旅客船ターミナルビルを完成させる予定だ。

 また、今月2日に国土交通省が開いた交通政策審議会で石垣港の港湾計画が見直され、旅客船ターミナルの整備が新たに盛り込まれた。石垣港は現在クルーズ船専用のバースが整備されておらず、受け入れに貨物専用バースを利用している。新ターミナルが完成すると、14万トン級大型クルーズ船の寄港も可能になる。