県内家畜市場の12月の子牛の平均取引価格は前月比7831円高い51万885円となり、4カ月連続で最高値を更新した。全国的な子牛の供給不足は一向に改善されておらず、県畜産振興公社は来年1月も引き続き高値で推移すると予測している。

 全国の12月の平均取引価格は前月比2万1249円高い54万6785円で、ことしに入りほぼ一貫して上昇が続いている。公社担当者によると、県外の取引市場で子牛が仕入れられなかった肥育農家が県内の市場に続々と参加するため、通常であれば体形が小さく安値を付ける子牛にも高値が付いている状況だという。

 最近は年末需要で枝肉の引き合いが強まっていることから、肥育に20カ月かかる子牛だけでなく、高齢の経産牛の取引価格も上昇。例年、15万~16万円の平均価格も、ことしは25万円前後の高値取引になっているという。

 経産牛の高値取引を好感して、県内の子牛生産農家が高齢母牛を競りに出す事例も出ていることから、公社担当者は「子牛の出荷頭数の減少はこの先も続く恐れがある」と話している。