久米水産(那覇市、久米清一代表)は24日、マカオに養殖ミーバイ(ヤイトハタ)15キロを出荷した。県内で飲食店事業を展開するJCC(糸満市)が主催する商談会でマカオのホテルへの出荷を取り付けた。同ホテルで来年1月に開かれる沖縄フェアで食材として利用され、現地の富裕層にPRされるという。

 久米水産によると、マカオや香港ではハタ類の魚がよく食べられているが、鮮度の問題から蒸し料理が一般的だという。同社は12度の低温処理で魚の活動量を抑えることで、水を入れずに生きたまま発送できる。そのため刺し身としての提供が可能だ。生食ができる鮮度の良さを強みに、輸送コストを上乗せしても富裕層の需要を取り込めると見込んでいる。

 20日には香港向けにも出荷しており、今後、シンガポールやインド、ミャンマーなどのバイヤーへの売り込みを強化する方針だ。

 同社の新垣宗敏取締役部長は「需要が旺盛な海外に出せば高値で取引できる。沖縄の品質のいい食材として、認知を広げていきたい」と意気込んだ。