【名護】任期満了に伴う来年1月19日投開票の名護市長選で、出馬を表明している前県議の末松文信氏(65)と前市長の島袋吉和氏(67)は25日、市数久田区で会見し、野党保守系候補を末松氏に一本化すると発表した。米軍普天間飛行場の市辺野古移設について、末松氏がこれまでの「容認」から「推進」する立場を明確化したことで、島袋氏が一本化を受け入れた。これに伴い、市長選は現職の稲嶺進氏(68)と末松氏による一騎打ちになる公算が大きくなった。

辺野古移設の推進と選挙協力を確認し、握手する島袋吉和氏(右から3人目)と末松文信氏(同4人目)=25日午後8時半ごろ、名護市・数久田区体育館

 一本化に応じた島袋氏は会見で、米軍普天間飛行場の辺野古移設について「積極的に推進していくということが合意できた」と説明。「目的は市政奪還。2人で力を合わせて、この戦いを頑張っていきたい」と述べた。島袋氏は26日に地元の支持者に経緯を説明する。

 末松氏は「島袋さんをはじめ、後援会の皆さんの心中を思うと言葉はありません。島袋さんと相携えて、この選挙戦を勝ち抜くことが私の使命だ」と述べた。

 両氏は25日午後、市数久田区で協議。一本化の調整を進めていた自民党の中谷元副幹事長と額賀福志郎元防衛庁長官、島尻安伊子氏が同席した。協議には、末松陣営からは市議会野党市議が、島袋陣営は支持母体「名護市を豊かにする市民の会」の会長らが出席した。