気温と水温もぐっと低くなるこの時季に磯から狙うのはチヌとシルイチャー。2種の魅力は、普段は釣り人が居ない場所でも条件次第でポイントになるところだ。カーエーやガラサーに、アーラ、グレなどは昔から人気ポイントで狙うのが釣果を出す近道だが、「濁りを釣れ」と呼ばれるチヌに、「こんなところでも釣れるのか」と、毎回ポイントが変わるシルイチャーやクブシミは不確実性が際立ち面白い。

6日、崎本部の海岸で5.6キロのクブシミを釣った具志堅竜也さん。前日の名護漁港北側海岸に続いての釣果

10日、西崎海岸でミナミクロダイを数釣りした宮城勝弘さん。道糸3号、ハリス1.5号、チヌ針3号

9日、慶良間沖で77.5センチ7.1キロのサザナミダイを釣った具志潤さん

15日、宮城島で65.1センチ3.42キロと60センチ2.9キロのタマンを釣った吉田英樹さん

6日、崎本部の海岸で5.6キロのクブシミを釣った具志堅竜也さん。前日の名護漁港北側海岸に続いての釣果 10日、西崎海岸でミナミクロダイを数釣りした宮城勝弘さん。道糸3号、ハリス1.5号、チヌ針3号 9日、慶良間沖で77.5センチ7.1キロのサザナミダイを釣った具志潤さん 15日、宮城島で65.1センチ3.42キロと60センチ2.9キロのタマンを釣った吉田英樹さん

 本部町の具志堅竜也さんは“意外性のススメ”を説くエギンガーの一人だ。港内やテトラ周りはほとんど狙わず、大型の実績を残している。エギングのこつを聞いてみた。

 人気ポイントは確率も高いが、イカが餌木慣れしているので「誰も狙わないポイントを攻める」という。場所は水深3メートルあればベストで、最低限の潮位(1メートル)があり、リーフで根掛かりするような所。昼間のイカは目視できるが、夜に比べて食いつきは悪く、サイズは一回り小さく感じるため暗闇で釣るのがいい。潮止まり以外の最満潮前後の2時間は、潮流の変化が激しくヒット率が格段に高い。その次に最干潮前後の2時間が良い。竿(さお)は8・6フィート、道糸PE0・8号、リールは2500番、ハリス3号(1メートル未満)。竿の性能が大切で、道糸を通して確実に餌木の着底が分かる一定価格以上が良いという。

 自己流のセオリーで恩納村以北の西海岸を攻め、12日の19時に1・12キロのシルイチャー(名護海岸)、5日の午前1時すぎに4・07キロのクブシミ、翌6日にもクブシミ5・6キロを釣り上げた。

 南部西海岸のチヌ釣りで実績を残す宮城勝弘さん。北寄りの風が生む濁りがチヌ接岸を知らせる合図。釣果に差をつけるのは、ポイント選定にあると話す。風は北東・北西・真北と3方向で濁りの出るポイントが違ってくるという。糸満市西崎のモクマオウ周辺のポイントで濁りを読み10日と14日にチヌをゲット。チヌ狙いのこつを聞くと、ポイント周辺で普段見えているゴロタ石が見えなくなるとチャンス。潮位は160センチ以上が◎。最満潮1時間前に入り、干潮に向けて下がる潮で狙う。ここではオキアミの餌がベストで、海底にハワセて釣る、という。

 宜野湾市の具志潤さんは9日、三重城漁港から知念船長のがじゅ丸で慶良間の北側170メートルへカンパチを狙ってジギング釣行。曽根周りの駆け上がりをシルバー&ホワイトカラーのジグで攻める。弱い潮流に苦しんだそうだが、隣の釣り人が午前10時前にヨコフエダイの9キロクラス、直後に具志さんがサザナミダイの7・1キロをゲットした。

 今年一年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。

(名嘉山博 釣りPower)