【八重瀬】町観光まちづくり委員会は22日、地域の魅力を再発見しようと史跡や自然、民俗芸能を親子で学ぶバスツアーを開いた。町内親子20人が参加し、案内役も住民らが担当。富盛にある村落獅子として最大最古の石彫大獅子(県指定有形文化財)など市内7カ所を巡った。うちなーぐちを交えてガイドをした金城初子さん(71)=世名城=は「地域の歴史を知ることで、普段見慣れた場所などに親しみが増す」と意義を感じている。

富盛の石彫大獅子を見学するバスツアー参加者たち=八重瀬町富盛

 市内の史跡などを見て回ったほか、新城では、映像で伝統舞踊「新城シーヤーマー」を鑑賞し、舞踊に使われる衣装や舞踊と関連があるシイの木を見学。新城青年会OBの大城光貴さん(29)が「約170年以上前から伝わり、シイの実を拾う女性たちの様子を集団舞踊で表現している」と踊りを解説した。

 具志頭浜の散策では、サンゴ礁がもとになってできた熱帯性カルスト地形や、海藻の一種カサノリを観察した。

 母親の當間梢さんと参加した白川小6年のあかりさんは「初めて見たり聞いたりするものがたくさんあった。身近な場所に興味が持てた。これから勉強してみたい」と関心を高めたよう。梢さんは「私は久米島出身。八重瀬の歴史や文化など知らないことが多いが、楽しみながら学べた」と地域への理解を深めたことに満足していた。