沖縄総合事務局が25日発表した2012年の県内農業産出額は前年比9・6%増の877億円で2年ぶりに増加した。11年の台風被害で復帰以降最低となったサトウキビや、葉タバコの生産量が一定程度回復し、産出額が伸びた。ただ、台風被害で県内の農業産出額は2年連続で900億円を下回った。

 産出額の16・6%を占めるサトウキビは前年比28億円増の146億円。生産量は回復したが、台風被害による低生産が続いている。肉用牛は8億円増の144億円で、子牛価格の上昇が寄与した。

 そのほかの内訳は、豚が5億円増の131億円、キクが3億円増の72億円、葉タバコが21億円増の37億円など。部門別の産出額の割合はキビや花き、野菜などの耕種部門が56%、肉用牛や豚、鶏などの畜産部門が44%だった。

 全国の農業産出額は前年比3・2%増の8兆6104億円で、うち県内産出額の割合は1%となっている。