仲井真弘多知事が普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立て申請を承認する方針を固めたことを受け、県議会の野党4会派は、知事の承認表明後に臨時議会を招集し、異例となる知事への抗議決議を上程する方向で検討している。知事の出席と説明も求める考えで、招集時期は年明けの予定。当初は知事への不信任決議も検討されたが、議会の4分の3以上の同意が必要とハードルが高いため、抗議決議に照準を絞りつつある。

知事との面会を求め、県職員(左)に詰め寄る野党県議団=26日午後4時、那覇市寄宮・知事公舎前

 ただ、中立会派内に「知事が承認した後に抗議しても遅い。可決できなくても不信任決議で意思表示すべきだ」との意見もあり、抗議決議案が成立するかどうか不透明な状況だ。

 県議会では、知事が記者会見する前の27日午前に議会運営委員会が開かれる。

 この時点では知事の承認が正式発表されないため、野党はまず政府に対して辺野古埋め立ての断念を求める意見書を審議することを理由に、臨時会の招集を提起する方針。

 27日午後3時の知事の記者会見が終了後、野党代表者会議を開き、抗議決議を追加提案する方向で協議する。ただ、県庁、県議会とも27日が仕事納めとなるため、臨時会の招集は1月6日以降になる見通しだ。

 野党4会派の所属県議は26日、知事に政府との交渉の中身に関する説明を求めるため、面会の約束なしに知事公舎を訪れた。ただ、知事側は面談に応じず、県議は門前払いされた。